フットボールかサッカーか?

少年サッカー沼にどっぷりハマった父親が、不毛かつ他愛もない思いを吐き出してみます。

練習試合デビュー

息子がサッカーを始めたのは、2年生の夏。はじめての練習試合は入団後、2週間ほどたってからでした。


犬も走ればゴールを決める?


「来週土曜日は練習試合になります。」とある日曜のチーム練習終わりにコーチから話しがあった日の晩ゴハン時の会話。


息子「練習試合かー、たのしみー」
母「ガンバレ💗」
父「まず、ルールとポジショニングな。」
息子(ノーリアクションで)「オレ、ゴール決めちゃうカモナー⤴」


見習いたい何の根拠もない自信、底なしのポジティブシンキング。つまらない大人になった私は、2週間のチーム練習から息子の現在地と練習試合で何ができるかを勝手に考えてみたのでした。


チーム平均を上回っていると言えるのは、やる気、スタミナ、パワー。ここから導き出せることは「出場したらとにかく走り続けろ」でした。


まだ始めて2週間ですから、いくら「全員出場」と言っても息子は途中出場で他のチームメイトよりプレイ時間は少ないだろうという推測です。あとは、息子が試合中のチームメイトからの声(ほぼ罵詈雑言😅)にフリーズせず耐えられるかです。


事実、この2週間は練習を外から見学する限り、小学校の違うチームメイトからは、未だに「アノ子」とか「〇〇番(背番号)の子」とか呼ばれ、たまに空気扱いの時(チーム内序列圏外)もありました。息子は「フツーだけど !?」と鈍感力MAXですが、まぁ、小学校低学年の子供は平常運転が無垢というか、残酷というか...


そして、ついに初練習試合当日の土曜日。「ルールとポジショニングに気をつけて、できるだけ走り続けてごらん」と直前に声をかけました。小さく「ウン」と息子。


やはり途中出場ですが、意外と早い時間で練習試合に入りました。何だか自チーム、相手チームのどのプレーヤーよりもバタバタ感がスゴイように感じるのは「親目線」だからでしょうか。ルールに沿ってプレイできていますが、ポジショニングはヒドい!!!(というか完全に無視)。でも、確かに犬のようにボールに向かって走り回っています…


練習試合終盤には、コーナーキックからラグビーばりのゴール前の混戦で棚ぼた初ゴールもちゃっかり記録。


息子「オレのゴールみた〜?」×3
父「ああ、オメデトサン。」
息子「あー楽しかった! もっとやりたかったなー」
父(やっぱ、スタミナあるな、コイツ💦)


外から見ると恥ずかしいくらい無茶苦茶なポジショニングとかチームメイトから息子への厳しい声(でもデタラメなのは確かに息子)の印象しか残らず、何だかこっちはドッと疲れてしまいましたが、息子は初練習試合ハイ&ビギナーズラックで、充分楽しめたようで何よりでした…

自主練、開始

息子がサッカーを始めたのは、2年生の夏。周回遅れの息子がチームメイトに追いつくためにいくつかの取り組みを始めたのでした。


息子の自主練で父の仕事効率化を促進?


第3弾として、取り組みで一番時間も手間もかかる「自主練」です。「サッカー言語化」と「座学」に関しては、始める時の息子のモチベーションはぶっちゃけ低かったのですが、自主練に関しては息子の方がオフサイド気味に鼻息🐂が荒い感じです。


父「じゃあ、自主練で何やるの?」
息子「……とにかくみんなに追いつく!!!」
父「……、一般的なやつだとリフティングとか…」
息子「リフティング ! やる!!」
父「OK、あとはコーンドリブルとか?」
息子「コーンドリブル ! やる!! やる!!」
父(あー、これはノープランだなー)


そりゃ、そうですね💦。サッカー始めたばかりの小学校低学年の子供に自主練メニューが作れるわけがありません。結局、息子と話しながらドリブル、ボールタッチ、ボディコントロール、キックの4つに分類して自主練メニューをほぼ私が組み立てました。例えばこんな感じです。


ボールタッチ目標:リフティング20回(学年×10が基準)を2年生の冬休みに達成する


 7月~9月末:ワンバンリフティングを右足で連続20回、左足で連続20回
 10月~12月末:リフティングでとにかくボールを落とさないで連続20回


  練習量:毎日、5~10分
   目的:ボール感覚、キック精度を磨く
 ポイント:足の甲に正確に当てる
      つま先を自分に向けない
      ボールが落ちてきたところを蹴る


結局、計10項目、学校の授業と同じ45分程度の自主練メニューになりました。さっそく、メニューリストをWordで自作(ひらがな入力)し、印刷したものを息子に渡します。ここで、メニューよりも大切な自主練3カ条を息子と結びました。

  1. お父さんはできるだけ仕事から早く帰ってきて一緒に自主練する
  2. 息子は毎日休まずに一生懸命自主練する
  3. 土日でチーム練習がない午前or午後は自主練する

ぶっちゃけ、キツいですが自分も努力していないのに息子に「自主練やっとけ!」というのは私の主義に反するので、お互い頑張るということで、これを第1カ条にしたのでした。


子供のサッカー自主練、実は父親の仕事効率化に効果アリ ?(当社比)。

座学のススメ

息子がサッカーを始めたのは、2年生の夏。周回遅れの息子がチームメイトに追いつくためにいくつかの取り組みを始めたのでした。


月額980円で座学し放題?


第2弾として、「座学」を定期的にすることにしました。クラブチームだと違うと思いますが、息子の所属する少年団ではチーム合宿を含めても座学の機会はゼロです。この点に関しては、良くも悪くも「習うより慣れろ」昭和スタイルで、サッカーをはじめた子供に懇切丁寧にルールを教えるということはないのが現実です。


遅れて入団した息子は、この面でも他のチームメイトとの経験値の差があります。しかし、これはボールを扱う技術とは違って、すぐに詰められる差です!


  • サッカーの基本ルール

「ルールブックを買ってきて読ませて一丁あがり!」といつもの逆カテナチオばりのガバガバな考えでしたが、現実は甘くありませんでした。それは、売っているルールブックが「小学校低学年の子供が習っていない漢字満載、フリガナなし」、「小学校低学年の理解度に合わせたやさしい文言ではない」という点です。どこかにあるのかもしれませんが私が探した限り、この2点をクリアした世界一やさしいルールブックは売っていないようでした(逆に言うとそういう本を作れば商機アリ?)。結局、Wordで自作。

  • 少年サッカーあるある

小学校低~中学年の練習試合や公式戦では俗にいう「おもしろプレイ」「とんでもプレイ」を大なり小なり毎回見るので、需要はかなりあるように思いますが、これも小学校低学年の子供が読めるレベルの本としてまとまっているものは、世の中にないようです(やはり💰商機アリ!?)。これも結局、Wordで自作。

  • ポジショニング、フォーメーション

私はこれでお酒がグビグビいけるほど大好物なのですが、ルールに加えて語り出すと日向君のタイガーショット時のボール&ゴールネットばりに息子の頭はあっという間にパンクしてしまいますので、まずは本当に基本的な場面を切り取ってのポジショニング(特にディフェンス時!)のみに絞ってやさし~く説明(的を絞って、分かりやすく、ゆっくりと、短い言葉で、と肝に銘じて💦)。


もちろん、私の息子ですので、ちょっと座学をしただけで理解できないのは百も承知です。チーム練習から帰ってきて、ご飯やお風呂の際に「今日、どうだった?」から始めて「コーチの言っていることやルールで分からなかったことはなかった?」と探りを入れて話します。


しかし何よりも息子と座学をするのは、実は私のためだったりします。なぜなら「息子の座学だから!」を口実(言い訳)にDAZNでいくらでもサッカーが見れるのですから。