フットボールかサッカーか?

少年サッカー沼にどっぷりハマった父親が、不毛かつ他愛もない思いを吐き出してみます。

さよならジュニアサッカー

     

息子がサッカーを始めたのは、2年生の夏。それから早いもので4年経ち、十分すぎるジュニアユースの進路も決定し、2022年3月末をもってジュニアサッカーを卒業となりました。


今のところ、このブログ最後の投稿になりそうなので、4年間を振り返りつつ、もしこれからサッカーを始めるお子さんの保護者が偶然このブログにアクセスしたらという想定で、思うがままにアドバイスを箇条部書きにしてみます。


  • 子供がサッカーチームに入るタイミングは「子供が入団したいと言い出した時」
  • サッカーを早期に始めなくても、外遊びをしていればすぐにサッカーに「慣れる」
  • 道具の扱い・メンテナンスは保護者も一緒に学んで、子供と一緒にやると◎
  • 水筒はいつも大きめ、子供にもしっかり飲むようにいつも言う
  • サッカー開始当初は、とにかく基礎練「止める・蹴る・運ぶ」
  • ドリブル足技・曲芸テクニックはやる必要なし(やっても、それを目標にしない)
  • とにかく基礎練、週1~2回1時間よりもコツコツ毎日10分のほうが◎
  • 朝練・素走りは万が一子供がとっても意識高いなら、たまに程度(保護者主導は✖)
  • それよりも生サッカー観戦やTVでプロサッカー観戦優先(楽しむ・好きになる)
  • ジュニアサッカーをわが子を使ったリアル育成課金ゲームにしない
  • スクールに通うかどうかも「子供に決めてもらう」
  • コーチも人間、多くを期待しすぎない
  • サッカーは子供の世界を広げるツール・機会くらいに軽~く思っておくとラク
  • 「スーパー君」とわが子を比べない、体と心の成長曲線は人それぞれ
  • 完璧なチームなどこの世に存在しない、保護者がチームの勝ち負けに一喜一憂しない
  • 移籍は悪いことじゃない、でも「何を変えたいのか」を子供とよく相談
  • トレセンは「おまけ」か「ボーナス」
  • 逆足論争には首を突っ込まない
  • ジュニアユース進路は子供の意思確認の元、親が選択肢探しをサポート
  • 子供がサッカーを続けるならジュニアサッカーはただの黎明期


数えたら20項目でした。読んだ方、お疲れでした!そして、さようならジュニアサッカー。

考察:トレセン選考

     


今回は皆さん大好き(?)トレセン選考の話を書いてみたいと思います。


まず、大大大前提として、あくまでも「息子の場合」という日本の片隅にいる一個人の経験を基にした与太話だということをご理解ください。


ちなみに、息子はある程度のトレセンには選出されましたが、それ以上のトレセンではことごとく落選という、いわゆる「大したレベルではない」ので、悪しからず💦。


では、早速行ってみましょう。


<トレセンで選ばれるのに必要なもの>

  • 所属チームの公式戦での実績(例:地域の主要公式大会で何度かベスト4に残る)
  • トレセン監督および主要コーチのチームに所属、または同じ地域の別チーム所属
  • その選考会で上位10%に入るスキル(止める・蹴る・運ぶ、身体能力、身長)

<トレセンで選ばれにくい要因>

  • 個人のスキルは地域で上位10%に入りそうだがチーム弱小、地域公式大会で実績なし
  • トレセン監督および主要コーチとは別の地域に属している(例:違う市区町村)
  • トレセン監督および主要コーチのチームからすでにトレセン選考済み、多数参加

早い話、トレセン選考にいわゆる「公平、公正な選考」というのは存在しない、選ぶ側の意向、縁故が大きく影響するということです。


しかし、冷静に考えると、世の中でもペーパーテスト点数のみで結果が出る試験はさておき、面接を主とするようなオーディションや就職試験でも、「誰もが納得する公平、公正な選考」などあり得ませんよね?結局、これとトレセン選考は同じなのではないでしょうか。


加えて、フットサルコート程度の狭いピッチで15〜20分のプレーを数回見ただけで、本当にはっきりと個人サッカー能力優劣が正しく判別できるのであれば、そのような方は、プロのスカウトとして商売された方が大成功できるのではないでしょうか?😅


つまり、選考人数が多ければ多いほど、様々なバックグラウンドを持つ受験者が集まるほど、結局は初めから「見るべき選手(印の付いている選手)」に的をほぼ絞っている、枠が決まっているのがトレセン選考会だということです。「隠れた逸材を探せ!」的なニュアンスはほぼ皆無。


このあたりを理解しないで、親子で選考結果に一喜一憂したり、「なんでウチの子が選ばれない?😡、トレセンはオカシイ💢!!!」と憤慨するケースも見聞きします。もちろん、「〇〇トレセン選出経験アリ」という肩書きが、ある種の方々には魅力的に映るのは否定しません。


でも、ちょっと落ち着てみてください。トレセンに選ばれなかったからと言って、お子さんがサッカーをできなくなるわけでも、これから伸びないと決定したワケでもありません。落選したら、それをバネにしてやる、くらいのスタンスを(保護者がではなく)お子さんが持てると良いですね。


それでもお子さんにとって、小学生トレセン選出がサッカーをやるうえで本当に最優先事項なのであれば、やることはシンプルです。主要公式大会でベスト4に入る強豪チームに移籍→主軸として活躍し、トレセン監督および主要コーチの目に留まればよいのです!


如何でしたでしょうか?ここまで偉そうに書いてきましたが、これを読んだどなたかが、「トレセン闇落ち」を回避できたなら幸いです🙇‍♂️。

冬を越えて芽吹くか

     


最後の大会をサクッと総括


秋もあっという間に過ぎ、季節は冬、年末。気づけばブログは3ヶ月完全放置でした💦。


さて、ご興味ないとは思いますが、息子の秋冬の公式戦結果はと言うと、全少では地区予選にて強豪とやる1つ手前でPK戦敗退、地域最大の公式トーナメント大会では準々決勝で優勝候補相手に順当に惨敗。


こんな感じで、スタメン2名が受験で公式戦前にチームを去った影響も大きく、息子の小学生サッカー最後の公式戦の日々はあっさり終わっていきました。敗戦後、号泣しているチームメイト達を尻目に息子の様子はこれまたあっさり🤨。


小学生年代の最後の収穫は、「サッカーはチームスポーツだと改めて身に染みた」と帰宅した息子がボソッと呟いたことでしょうか。


個人としては順調だが…


それでも、ここ6ヶ月はチームのエースらしくなり、ひとり5得点で5-0勝利の公式戦もあったり、トレセンの大会でも(都道府県レベルではありませんが)躍動したり、と傍から見ると6年生の最後の最後で「あんなヤツいたっけ?」的にとても順調に見えるのですが、息子本人はジュニアユースのことを考えても、まだイマイチ目標が「試合に出る」以外は具体的でない様子🤔。


ジュニアユース最高峰をインストール


それならジュニアユースの頂点を覗いてみようということで、開催中の高円宮杯JFA全日本U-15サッカー選手権大会の全国大会を縁あって会場で生観戦。


そこはまさしく「デカい、速い、上手い」のオンパレード。「ホントに中学生だよね???」と始めはレベルの高さに圧倒されまくりの息子。それでも次第に見慣れてきたのか、徐々にその目は「ただの驚き」から「冷静な観察」へ。2試合観戦した息子はすっかりインストール完了。


その晩にあったチームの練習試合にて、高円宮杯で観た個人プレー(キレ、ターン、フットワーク、シュートのタイミング等)を息子なりにさっそく再現。結果も良好😁。


息子本人は口に出しませんが、どうやら完全に今から春までにやるべきことが「整った」ようでした。もちろん、ジュニアユースで全国の舞台に立つのは「ほぼ無理ゲー」でしょう。しかし、息子の入団が決まっているジュニアユースチームは過去全国大会に行ったことがあるようですし、これから同じ志を持つチームメイトと切磋琢磨するのでしょう。


そうなると、「そんなの不可能」なんて親の口からはとても言えないなぁとヒシヒシと「更なる深い沼」を感じたのでした。


まだ、道(沼)は続いていく...