フットボールかサッカーか?

少年サッカー沼にどっぷりハマった父親が、不毛かつ他愛もない思いを吐き出してみます。

夏が去る寂しさ

     


6年生としてジュニアサッカーも残すところ約6カ月。秋から年末にかけて、集大成的な「全少(全日本 U-12サッカー選手権大会)」も地域予選から開催される予定ですが、息子の周りでもチーム内外で今まで一緒にサッカーをしてきた子たちの「分かれ道」が顕著になってきました。


  • 中学受験&塾に全振り、サッカーはほぼフェードアウト
  • 小学校卒業でサッカーはもう終わり、中学では他の部活
  • サッカーはもう楽しくないけど、小学校卒業までとりあえずやる


それぞれの事情


親が中学受験に舵を切り、子供もそれに従う。子供にサッカーの才能がないと親が見切りをつける。自分は下手クソでコーチに言われるのもイヤだからサッカーは続けない。もう辞めたいけど親が卒業までは続けろと言うので仕方なく。


この中の登場人物は、みんなサッカーと言うスポーツがもう好きではない、もはや魅力を感じていないという共通点があります😔。


大袈裟?それとも...


私の中で浮かんだのは、「スポーツとしてのサッカーの敗北」と言う言葉です。低学年の時に楽しそうにボールを追いかけていた子がサッカーを2~3年経ったら辞めたい、子供と同じくらいサッカーに熱心だった親が醒める(熱心すぎるのもアレですが)。なんだかせつない感じがします。特に子供がサッカーを嫌になると言うのは、ジュニアサッカーチームやそのコーチ達はどう捉えているのだろうと、大きなお世話かも知れませんが、ふと考えてしまいます🤔。


もちろん、育成ゲームかスマホ課金ゲームかの如く「ウチの子はプロに」とか、「スクール行ってもちっとも上手くならない」とか仰る保護者も同様で「スポーツとしてのサッカーの根本的な楽しさは何処に?」と疑問に思いますが、大きなお世話ですね…


私はサッカーと言うスポーツを見るのもやるのも好きです。そこに上手いとかヘタとかは関係ありません。たとえ、息子がサッカーをやっていなかったとしても、やはりダ・ゾーンでプレミアリーグを見ていると思います。また、息子にはサッカーをプレーヤー引退する時が来ても生涯スポーツのひとつとして、その後も嫌いにならないでほしい、ゆる~く、長く、自分の距離感でサッカーを楽しんでほしいと思っています。


夏の終わりのせいか、そんなことを考えながら、一方でヨーロッパサッカーをダ・ゾーンで観るのに忙しい今日この頃です。冨安選手、ガンバレ〜!

終わりの始まり(進路決定)

     

夏休み中、練習会やらセレクションに奔走した6年生である息子のジュニアユース進路ですが、都道府県1部リーグより一つ上のグレードに所属する強豪ジュニアユースチームからセレクション合格を頂き、進路が確定しました!


「マジで???😲」が合格を伝えた時に出た息子の第一声。しかし、私の率直な感想は「合格だったな」でした。その理由は、フルサイズのゴールとフィールド、11人制かつ5号球という完全ジュニアユース環境で行われた最終セレクションでの息子の出来でした。


水を得た魚


合計2ゴール、1アシスト。FWとしてハイプレス、ポストプレー、主戦場の左サイドでの攻守。ポジションシャッフルで最後にやった右サイドバックでの上下運動量とCBをカバーしての決定機阻止。親バカフィルターを除いたとしても、「これは!」というレベルで目立っており、遠目から見学していた私も息子のプレーに感心したからです。(心の声:アレ、息子だよな?)


今まで、5号球での自主練や中学生とジュニア環境での練習試合(8人制、4号球)はありましたが、完全ジュニアユース環境と名だたる強豪ジュニアチームから来た受験者達の中で、セレクション終了後の息子の感想はこんな感じでした。


「ゴールが広い、5号球も蹴りやすい、1点入れたらパスが集まりだした😃」
「みんなレベルが高いから動き出しに合わせてパスもビシッと出る/出せるから楽しい😊」
「凡ミスするメンバーもいないから攻守のテンポが早くて激アツだった😁」


今から何をするかが重要


全国はおろか、都道府県大会ですら出たことのない息子ですが、ジュニアユースではJ下部などのU-15強豪・名門と日々戦っていくことになります。しかし、私はまだ正直ピンときません。一方、息子は「ヤバい、まずは試合に出られるように来年4月まで死ぬほど練習しよう!」と以前にも増してサッカーにのめり込んでいるようです。簡単ではないと思いますが、本人がやる気なので、ガンバッテもらいたいと思います。


ただ確実に近づいているのは、息子と私のジュニアサッカー期の終わり。来春には完全に手は離れ、私が出すのは費用のみ。算出してみるとジュニアユースは遠征やら合宿やら年間費用の桁がひとつ違う😱のですが、なんとかします、ハイ。


あとは、息子には今までサッカーを教えてくれたチーム(前所属含む)やスクールのすべてのコーチの皆様に感謝を伝える行脚に行ってもらおうと思います。感謝で決意を新たに。

練習会とは何ぞや

     


ジュニアユースセレクションでは、セレクションとは別に「練習会」というのがあります。複数チームの練習会に参加した息子のケースから、私なりに練習会について感じたことを書いてみたいと思います。


参加する側のチェックポイント


  • 練習場の環境(例:フィールドは土 or 人工芝、ナイター照明の暗い or 明るい)
  • フィールドの広さに対する所属ジュニアユース選手人数の人口密度
  • ジュニアユース選手間、コーチとのコミュニケーション(例:上下関係、言動)
  • ジュニアユース選手がやっている練習内容
  • コーチの言動と指導内容の質(例:練習会メニュー内容、何を言っているか)


そもそも練習会は、就職活動時の会社訪問のようなもので、「お客様」向けのショーケースであり、「いつもとは違うものだろう」という前提を忘れないように息子とは意識統一済み。私はジュニアユース選手が練習会の間に何をやっているかをじっと観察。練習場やコーチ、練習メニューに関しては完全に息子が担当。(結局は本人のことですからね。💦)


主催側のチェックポイントは?


あくまで私の主観のみになってしまいますが、チームによってかなり違うと感じました。本当に「体験会」として他意のないケースから、終了後、目についた参加者に声掛けする「セレクションへの勧誘」や「カジュアルなスカウト」のケースまでありました。加えて、参加者アンケートと称して子供に他に受けるチーム名や希望順位をその場で書かせるケースも。


主催側が練習会で何を得たいかは、その場に行って初めてわかることなので、親が子供の意思に関わらず、練習会にどんどん応募するのではなく、事前にジュニアユース進路について家族会議をして、子供の意思・希望を尊重した上で応募をするのが良いと思いました。


もちろん、練習会もセレクション同様、貴重な機会ですので、主催する側にも迷惑にならないよう真剣に取り組みたいものです。