精神論は上書き難易度 高
息子がなんとか選出された市区レベルのトレセンメンバー練習会がGW前にやっと開催となり、意気揚々と出かけて行った息子。「どうだった?」と帰宅後に声をかけたのですが、「楽しいけど古いなーと思った!」とよくわからない感想。
いつか来た道
どうやら、こんな事があったようです。
「トレセンに選ばれてダラダラ走るな。全員グラウンド外周3周ダッシュ!」と言われた
始めに「4対2で鳥かご!」と言われてフツーにやっていたら年配のコーチが言い出したらしいです。「始まったばっかりで、走る場面なんてなかったのにダラダラって😑」と息子は半ば呆れ気味。
「始めにガツンと怒って場を引き締めて練習の緊張感を上げる」という理不尽かつ圧迫面接的なスタイルですね。昭和最後期に育った人間として、私にも馴染み深いですが、平成も過ぎ、令和現代の子供には不評のようです😀。
「シャツをパンツの中に入れろ!チームでそんなことも指導されていないのか!」と言われた
「結構暑い日だったのにシャツ入れろって😑」と息子はまたまた半ば呆れ気味。JFAが2012年に出した通達から早10年近く経っています。(引用はJFAサイトより)
もちろん、「公式戦と練習はちがーう」「だらしなく見えるから指導してるんだ!」というご指摘もわかりますが、熱中症対策としてもシャツを出すのは効果があり、結構知られてきているように思うのですが…
審 1203-M0045
2012 年 2 月 28 日
関係各位
(財)日本サッカー協会審判委員会
委 員 長 松 崎 康 弘
ジャージ(シャツ)の裾出しについて
2006 年 7 月 28 日付文書「競技者の用具の正しい着用について」をもって、日本においては「シャツの裾をパンツに中に入れてプレーしなければならない」と通達しましたが、次によりこの規定を廃止することとしましたので、お知らせします。それぞれの協会、連盟などで、加盟クラブ、チーム、審判員などの関係者に周知徹底を図られるよう、お願いいたします。
マインドセットの上書き大事
昭和時代に比べると、少年サッカーでも練習メニューなど技術面はかなり更新され、海外から入って来ている印象(ロンド=鳥かごなんてなかった!)ですが、精神論は昭和なまま💦。
精神論は「今までこうやって来た」「最後は気持ちの問題」という明文化された理論や根拠を超越した、別のぼんやりとした世界に行きやすいので、成功体験のある年配の方だと更新していくのは難しいのだろう(or その必要性も感じない!?)と自戒も含めて思ったりした次第です。
個人的には、技術論と精神論は2つで1つだと信じています。例えば、ゴール前のシュートチャンスで外すのは、精神力不足ではなく、まずは技術不足が原因。技術力があるから平常心でシュートができると思うのです。
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