フットボールかサッカーか?

少年サッカー沼にどっぷりハマった父親が、不毛かつ他愛もない思いを吐き出してみます。

言葉の壁

息子がサッカーを始めたのは、2年生の夏。周回遅れの息子と座学を始めて最も息子から質問があるのは「コーチが使うサッカー用語」について、です。


サッカー用語はジュースっぽい?


もちろん、相手は小学校低学年ですから、コーチも通常練習の際には気を付けてわかりやすい言葉で伝えるように努力(苦心💦)されているのがわかります。しかし、問題は紅白戦や練習試合。目まぐるしく展開が流れる中でコーチングするので、どうしても「短く、早く伝える」というのが小学校低学年であっても優先され、結果としてサッカー用語が出てくる頻度が格段にアップします。


「首振れー」、「味方が上がるの待て!」、「裏!」、「しっかり人に付いて」「右!絞ろう」、「左、開いて」、「ほら、中、閉めろ!」、「剥がせ!」、「そこ、降りて受ける」、「浮いちゃってるぞ」


これらの言葉の意味を解説しなくても1年くらい言われ続ければ、さすがに小学校低学年でもボンヤリと意味が分かってきます。しかし、息子は一日も早くチームメイトに追いつきたいので、チーム練習から帰ってきて私に尋ねるようになりました。


父(解説した後)「というわけ。わかった?」
息子「わかった。でもさー、振る、絞る、開く、閉めるってなんかジュースっぽいね !」
父「……」(ホントにコイツ、わかってるか!?)


ちょっと息子の理解力に不安を覚えましたが、本当に重要なのは言葉の意味よりも「どういう場面で、なぜその言葉が出たのか」への理解です。例えば、「中を閉める」ですが、伝えれば子供も「ああ、ゴール正面気味にポジショニングするってことね」と頭の中で変換できます。しかし、「なぜ、今そうすべきか」は、言葉の意味だけではわかりません。


言葉尻までで理解が止まっている場合、試合の中でコーチからは「中、閉めろって言ってるだろー💢」とボリューム大きめで繰り返し有難いお言葉を頂戴することになります。息子がより深くサッカーを楽しむために、私はこのあたりの理解度の確認を息子との会話で心掛けています。


それにしても、私とのサッカー座学の時はやたらと質問が多いくせに、学校の授業参観を見に行くと、まっったく手を上げない&発言しない息子の姿を見るとなんだか複雑です。