フットボールかサッカーか?

少年サッカー沼にどっぷりハマった父親が、不毛かつ他愛もない思いを吐き出してみます。

アップって何?

息子がサッカーを始めたのは、2年生の夏。季節が過ぎて朝夕の秋風が冷たく感じられるようになっても、息子の格好はまったく季節感なく、ずっと半袖サッカーシャツにハーフパンツです。一度「年中薄着だから虐待されてない!?」とご近所さんに軽く疑われたことがあります(長袖もあるのに息子本人が暑いと言ってタンスの肥やし💦)。


アップをカップラーメンに例えると?


それは、とある気温が結構低かった土曜日に早朝から行われた練習試合が終わってからの会話でした。


息子「ねぇ、最近コーチがアップをしっかりしろっていうんだけど」
父「確かに寒くなってきたからな」
息子「アップって何? しっぽ取りの別の名前なの?」
父「……」


そりゃ、そうですよね。小学校低学年でアップのやり方と意味を正しく理解していたら逆に怖いです。息子が所属する少年団では「アップとは?」という話はもちろんゼロで、低学年では「はい、アップ開始~」と言ってキャッキャッして「しっぽ取り」をするのが恒例です(いつも楽しそうです!)。地域の大会で強豪の町クラブのアップ風景を見ると、低学年でもいわゆる「ブラジル体操」などの型をやっていますが、ただやらされてる感が結構するのは私だけでしょうか。


アップは「動けるように体を温めるため」というのは一般的に認知されていると思います。では、アップはどうやって、どれくらいやればいいのでしょうか。私なりの考えをカップラーメン🍜を作ることに例えて息子に説明しました。


  • アップができている状態=ちょうど3分待った食べ頃のカップラーメン
  • どれくらいアップするか=80~90℃までお湯を沸かす
  • どうやってアップするか=火加減をだんだん強めてお湯を沸かす

  注意:

  • やかんが「ピー!」と鳴り続けるほど沸騰しすぎはダメ(アップやりすぎ)
  • 3分以上待って麺がのびてはダメ(アップのタイミング早すぎ)
  • 火加減が弱くていつまでもお湯が沸かないのはダメ(アップ強度弱すぎ)


つまり、試合開始時に自分が食べ頃のカップラーメンになっているイメージです。もっと具体的にいうと、一度呼吸がハァハァと深くなり、うっすらと汗をかいたかなと感じる程度に体を持っていき、これを出場するタイミングまで軽く動いてキープ(保温)するというのが私なりのアップへのこだわりです。


ですので、天気と季節(気温、湿度)に応じてアップのタイミングと内容は柔軟にするべきだと思いますが、低学年の子供達だと、夏でもいきなり全力でアップをして試合に出るころにはすでに疲れてしまっている、冬だとアップの仕方が下手でブルブル震えながら試合に入るというのは「アップあるある」かもしれません。


さて、このカップラーメンに例えた説明で息子はアップを少しは理解できたのでしょうか。息子曰く「オレは麺が少し固めが好きだからアップもそんな感じだね!」、だそうです(どんな感じだ!?)。


やっぱり、アップは奥が深いですね。