フットボールかサッカーか?

少年サッカー沼にどっぷりハマった父親が、不毛かつ他愛もない思いを吐き出してみます。

夏休みマジック?

     


今までパッとしなかったチームや選手が、夏休み明けの公式戦再開後に見違えるように成長していて、周りを驚かすことが良くあります。この「夏休みマジック」の種明かしについて、私なりにちょっと考えてみたいと思います。


練習量から考察


夏休みは長さは平等ですが、夏休みも週末活動のみ+合宿の少年団と、ガッツリ活動するクラブチームでは結構な「量」の差が出てくるのは当然です。加えて、クラブチームの通常と夏休み期間を比べても、以下のように活動量が大幅に増えることがわかります。


  • 夏休み期間は約1ヶ月、720時間(24時間×30日)
  • 通常時よりも多く練習や練習試合が組まれ、約2倍の活動時間(40時間 vs. 80時間)

通常時:1ヶ月40時間 = 4h(平日練習2時間を2回)+ 6h(週末TMを2回)

夏休み:1ヶ月56時間 = 8h(平日練習2時間を4回)+ 6h(週末TMを2回)

加えて、夏合宿30時間(2泊3日で日中8時間×3日)


メンタル面から考察


うだるような暑さの夏に、好きでやっていると言えども屋外でサッカーをやるには「よし、やるぞ、行くぞ」という自分への発破が必要だと思います。つまり「暑いけどがんばる」を毎回繰り返しているとも言えます。これは結構なメンタルトレーニングなのではないでしょうか?言い換えると、苦しい時、ここぞという時に頑張ることができるようになる訓練を期間集中でやっている感じです。「ウチの子は気持ちが弱くて…」なんて言う場合も、夏明けに少し凛々しくなっていたりしませんか?もちろん、体の不調が出た時は無理せずに休むことを最優先!


余暇から考察


夏休みの練習量にフォーカスが行きがちですが、同じくらい「休む」ことも重要です。大体のチームは、お盆休みで強制的に休むという期間が夏休み中あるかと思います。忙しいジュニアサッカーの活動もこの期間で心身共に一旦リフレッシュ。サッカー大好きでも忙しい活動が続くと子供もさすがに食傷気味だったりしますが、休みを入れると子供も「やっぱりサッカーは楽しい」と再開後に実感しているように感じます。また、お盆休みの時期も絶妙で、休み期間後に2週間残っているので、夏休み前半にやってきたことを新鮮な気持ちで仕上げにかかることができます。


暑中お見舞い申し上げます。