フットボールかサッカーか?

少年サッカー沼にどっぷりハマった父親が、不毛かつ他愛もない思いを吐き出してみます。

なぜそこに!?

コロナ禍による世間の諸事情も鑑みてか、GWぐらいから公式戦がなく、練習試合もほとんど近隣少年団チームとひっそりとやるだけで、「もっと強い相手とやりたいなぁ」と息子も少しぼやきがち。


スルーパス本数を競うスポーツではない


その中で、どうやら息子は主戦場のサイドMFやFWではなく、いわゆる「中盤の真ん中(セントラルMF)」を固定でやって「スルーパス通しまくってる!」とのこと。チーム活動場所や練習試合の移動範囲など色々な制約がある中で、公式戦がない期間を利用してチームとして担当ポジションを大幅にコンバートさせ、色々試しているのかもしれませんが、ある週末、息子とこんな会話がありました。


父「おかえり、今日は何点ぐらい点取ったー?」
息子「今日は0点だったよ、オレずっと真ん中やってたから😤」
父「えっ、マジか…」
息子「イヤ、いいパス出しまくって、守備もしてゲーム作ってるし。でもFWとサイドMFが決めてくれないんだよねー🥺」


「パスを出すのが真ん中の役目」「味方が決めない」との言葉に、なんだが悪い意味で勘違いしているように私には聞こえました。なんでもかんでもお前が点決めなきゃだめなんだと親バカなことを伝えたいのではありません。CMF=パサー一択という前十字靭帯断裂した選手のギブスのようなガチガチの固定観念で小さくまとまってしまうのが、もったいないし、未熟すぎるのでは?と思うのです。


常にゴールからの逆算を


父「そっか、じゃあさ、おまえが好きなマンUのチーム内得点王って誰だっけ?」
息子「はっ?ブルーノ・フェルナンデスだけど???」
父「あれ、ブルーノのポジションって真ん中じゃない?」
息子「……(こちらの言いたいことに気付いた様子)」


息子がやっているのは8人制のジュニアサッカー。FPは7人しかいないのですからCBだろうがSBだろうが、流動的に動いてチャンスの時には「判断を伴ったリスク」を冒して、ゴールを狙えばよいと思うのです。パスしか出さない中盤選手に「うまさ」は見えても「強さ」は感じられないと思うのです。常にシュートがあるからパスが生きるし、その逆もまたしかり。


今後息子のやるポジションが、どれくらい「中盤の真ん中」を占めてくるのかわかりませんが、頭を柔らかく、判断を磨いて、サッカーの面白さ、奥深さを体感してくれたらいいなと思います。


川﨑Fだったら話題の三苫選手より、私は右SBの山根選手推し。