フットボールかサッカーか?

少年サッカー沼にどっぷりハマった父親が、不毛かつ他愛もない思いを吐き出してみます。

得点力を探して

息子がサッカーを始めたのは、2年生の夏。毎日の自主練の成果もあってか、完全に他のチームメイトに追いつき、チーム内でも一目置かれるようになって来た頃の話。


探し物は何ですか?


息子の所属チームには、「エース君」がいます。強烈なシュート力と抜群の得点感覚を持ち、地域の同学年であればストライカーとして確実にTOP3に入る逸材で、チームの得点源の90%強💪を占めています。


一方、息子はスタミナを活かした汗かき役(オシム流に言うと水を運ぶ人)としての貢献が殆どです。4〜5試合に1点取るかどうかと言ったところ&ゴールキーパー。


酸いも甘いも知った大人から見れば、「いい仕事してるね !」となりますが、息子がやっているのは、キャプ翼よろしく得点に輝かしいスポットライトが当たる少年サッカー。やっぱり得点をとってナンボと周りも見ていますし、私もナンダカンダ言っても息子の得点シーンをもうちょっと見たい😅。


もちろん「認知・判断・実行」の部分がまだまだ足りず、経験値をコツコツあげるドラクエのような日々なのですが、それ以外でもエース君にあって今の息子にない、ひとつの大きな物が私の目には映りました。


それは「型」です。ストライカーと言うと、とにかくゴールを多彩に決めまくるイメージだと思いますが、実は殆どが「型」に頼っています。所謂、「得点パターン」「得意な形」と言われるものです。

  • 左からカットインして右足斜め45度
  • 前線へのハイボールに裏抜け&GKと1対1
  • サイドからのセンタリングに走り込み押し込む

エース君は決して決めパターンが豊富というわけではありませんが、自分の得点パターンを常に意識したポジショニング、トラップからのボールの置き方がバツグンなので、型にはめられる頻度・再現率が高くなり、得点を多く取れます。よく「シュートをたくさん打て」という言葉を耳にしますが、「自分の得点パターンを意識した上で」という枕ことばが抜けており、生来のストライカータイプ以外はそんな意識は微塵も持っていないので、得点が産まれにくいというのが私なりの考えです。


息子「自分の型かぁ、そうかもなぁ…」
息子「じゃあ、オレの型は ?」
父「ああ、それは......」
息子「それはー⤴」
父「自分で探して見つけるんだよ」


冷たいようですが、得点パターンという意識を持たせる「気づき」を与えることはできますが、その「型」を形にしてモノにするのは本人。人から与えられていては、自分の型として使えるはずがありません。というわけで、息子の得点力がどう変わるのか(もしくは変わらないのか💦)を長い目で見守っていきたいと思います。